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バレエの物語
知るほどに感動も増してゆきます。

放蕩息子 - Le Fils Prodigue

のどかな街に暮らすとある一家。

父親には相応の財産があり、満ち足りた生活をしていた。しかし、血気盛んな息子には田舎暮らしは物足りなく、父親に財産分与を請い譲り受けた金品を携えて意気揚々、憧れの都会に旅立った。

都会の生活は刺激に満ちていた。

身を持ち崩した息子は無分別な放蕩に駆り立てられていく。

怪しげな若者達に取り入られ酒を飲み交わし、妖艶な女性セイレーンの色香に惑わされて財産を浪費しつくすまでに、さほど時間はかからなかった…。

みどころ

  • 放蕩仲間の群舞
  • 息子とセイレーンのデュエット

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くるみ割り人形 - Casse Noisette

ドイツの小さな町。

シュターバウム家の可愛いらしい2人の子供、フリッツとクララはとても仲がよく、だから喧嘩もよくする兄妹。

フリッツはワンパクのきかん坊で兵隊遊びがだいすき。クララは思いやりのある少女で大好きな人形達にそれぞれ名前をつけ、いつも優しく語りかけている。

兄妹の名付け親はドロッセルマイヤー叔父さん。一家と親しく、フリッツとクララもよくなついている。

ある年のクリスマスパーティーでドロッセルマイヤー叔父さんはくるみ割り人形を子供達に見せるが、大きな口のこの人形をパーティーに集まった多くの子供達は醜いと感じ顔を背けたがクララは一目で惹き付けられた。

人形をやさしく抱きしめるクララに叔父さんはこの人形をプレゼントする。その日の夜、パーティーも終わり誰も居ない客間にクララはやってくる。くるみ割り人形の事が気になったからだ。

真っ暗な客間は不気味な雰囲気。時計が12時を告げるとクララの姿はみるみる小さくなる。彼女は異次元の世界に入り込んだのだ。

大きなネズミたちが部屋を走り回り、小さかったはずの兵隊人形達も彼女の背丈を越えいつのまにか勢ぞろい。やがてネズミと兵隊たちの戦争が始まった。それぞれを率いているのはネズミの王様となんと、あのくるみ割り人形。

兵隊達は苦戦し、くるみ割り人形が危機一髪に陥った時、息を殺してその様子を見ていたクララは夢中でスリッパを投げつけネズミの王様を退治する。

すると驚いた事にくるみ割り人形は美しい王子に変身していた。ネズミの呪いで姿を変えられていた王子はクララのおかげでもとの姿に戻る事が出来たのだ。

王子はクララに感謝し、お菓子の国に招待する。

みどころ

  • 人形の踊り
  • 雪の森
  • 各国(お菓子)の踊り
  • 花のワルツ
  • 金平糖の精と王子のグラン・パ・ド・ドゥ

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ナポリ - Napoli

明るく賑やかなナポリの街。

漁師のジェンナーロとテレシーナは愛し合っている。彼の帰りを待ち焦がれている。

やがて戻ったジェンナーロは大漁の一部を修道士フラ・アンブロシオに捧げ、テレシーナの母親から結婚の許しを得る。

そして愛するテレシーナと2人夕べの海に小船を漕ぎ出した。ところが突然の嵐に見舞われ船は転覆、テレシーナを見失ってしまう…。

1人戻ったジェンナーロを見て、人々は彼を非難したが、修道士のフラ・アンブシオは彼女はまだ生きているかもしれないと励まし、お守りを与えるのだった。

ジェンナーロはお守りを携え、ひとり夜の海へ漕ぎ出してゆく。やはりテレシーナはカプリ島の青の洞窟で海の精たちに囲まれて生きていた。美しい彼女に惹かれた海王ゴルフォは、いつまでも側に置くために彼女の記憶を消して姿も妖精に変えてしまったのである…。

みどころ

  • 結婚を誓うテレシーナとジェンナーロ
  • 海王ゴルフォとテレシーナのパ・ド・ドゥ
  • パ・ド・シス
  • タランテラ

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