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影響を受けた言葉。先人の残した言葉。
そのひとつひとつが私の一部になる。

Serendipity -セレンディピティ-

【人との出会いには全て意味がある】

“セレンディピティ”とは?
(1)幸せな偶然・思いがけない幸運
(2)偶然にも思いがけないものを発見する能力
(3)NYに実在する老舗カフェ「SERENDIPITY 3」

Serendipityという言葉を知ったのは、たまたま借りてみた映画のタイトルでした。ストーリーから漠然とした意味は掴んだものの、実際何を示しているんだろう?と思い、辞書やネットで調べてみると、とても興味深い事が書かれていました。

『セレンディピティというものが成立するのは、何かを求めている人がある事柄をずっと探しているからで、元々はそこにあったかもしれないものなのだが、意識することによって「前景化」(foregrounding)して見えてくる、ということなのだ。何かを意識して散歩すれば、町の様子が違って見えるようなものである。』
『同じ記号でも意味を感じなかったのに意識のアンテナを張ったことで、意味を持ち始めるということだ。』

へぇ~結構奥が深い一言なのねぇ(゜∀゜)と、感心。

私がWebクリエイターを目指すに至ったのは、ある女性との偶然の出会いがあったからです。

私は建設業の会社に8年半勤めてから全く異業種のWebデザイナーに転身しました。

単調な仕事で面白くもなく、給料も安くてプライベートすら充実できない。上司に恵まれない反面、私の周りの先輩や同僚達には恵まれていたがために居心地は良く、何年もずるずると『転職』という言葉を胸に秘めながら働いていました。

ある時、お金が無くても出来ることはあるさと、市や区で安くやっている英会話の講座に応募して勉強しに行くようになりました。その時、既に25歳をむかえていました。

ある日、偶然隣の席に座ったその人との出会いが私の人生のターニングポイントとなったのです。

「では隣の人と英語でフリートークをしましょう」という段になって、その年配の女性が職安の就職アドバイザー(カウンセラー)であることが判明。そこで「私転職したいんです!!」と、つたない英語と若干日本語が混ざりつつもwカウンセリングをその場で展開したのです(笑)

もちろん、短い時間では話しきれないので「後日カウンセリングにいらっしゃい」と連絡先を教えていただき、さっそく会社を休んでカウンセリングや適職診断などをやっていただいたのです。

「失敗しない転職をするには」という、とても重要なアドバイスを受け、あれこれ考えた結果Webデザイナーという職業が浮かび上がり、目指す事にしたのです。

何が言いたいかというと、彼女に出会うに至るまでにも様々な偶然を辿って行き着いた場所で起こった事であり、人との出会いが私を新しい場所に導き、偶然が必然に変わった…まさにSerendipityだったと思います。上記で言う(1)ですね。

自分なりにWebデザインに例えてみますと…

Webサイトを作るのにまず『デザイン』をします。『アイデア』をひねり出すのです。今まではユーザーとして普通に見ていたものだけど、色ひとつをとっても実は相手に与える印象を考慮されたものであったり、ユーザーを誘導させたりする戦略が織り込まれていたり、さりげないけどしっかりとした意味が隠されていたりします。意識して物事を見ると全く違った世界がそこに存在しているのです。

また、デザインの過程でも多々感じる事があるのですが、頭で思い描いていたものを実際にカタチにしてみると、イマイチだったりする場合もよくあります。しかし、色々と策を練っているうちに、「あっ!これいいかも!」という状態に意図していない所に着地したりすることもしばしばあります。

Serendipityという武器を持って、ある種の奇跡を起こし続けるのがクリエイターなんじゃないかと、なんとなく感じている今日この頃です。

自分で書いておきながらちょっとハードル高いですかね(汗)日々精進したいと思います。はい。

しかし、クリエイターでなくとも、誰しもが持っているものだとも思います。ちょっとだけ、心のアンテナに耳を澄ましてみると、思ってもいなかった方向から幸運がやってきているかも知れません。

そして、好きな人・嫌いな人・なんとも思わない人(笑)も含め、人との出会いや付き合いにも確実に意味があると思います。

だから出会いって大切にしなければならないと深く思うのです。

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